イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルは、『民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが。』と述べました。ひらたくいえば「民主主義は最悪だけど、民主主義よりもマシな政治体制は(いまのところ)ない。」という意味です。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは日本人であり、日本という国は民主主義国家であると信じてるでしょう。そして日本が民主主義である証拠として、憲法や議会の存在を挙げるでしょう。なぜならば学校ではそう教わっているからです。
しかし本来、『憲法や議会と民主主義は何の関係もない』のです。これは政治思想学者、故・福田歓一(東京大学名誉教授)
ブタがいた教室(予告)
あらすじ
『学校のクラスで豚を飼い、それを食べる』という提案をします。衝撃の提案に喜ぶ六年二組の生徒たちは、その子豚を『Pちゃん』と名付け、世話をするのでした。
しかし「子豚を食べる」という結論ありきの授業が次第に白熱していきます。世話をするうちに愛着の湧いた『Pちゃん』を食べたくないと主張する生徒が少しずつ増えていくのです。
そんな生徒たちに対して、担任の先生(演:妻夫木聡)は、卒業するまでにクラスとしての意見をまとめるように指導するのですが、生徒たちはなかなか結論を出すことができません。果たして『Pちゃん』の運命やいかに?????
見どころ
この作品の見どころは、「命について考える」という問題を通して、生徒と先生だけでなく関係者までもが成長してく姿にあります。
もともとは『学校のクラスで豚を飼い、それを食べることによって命の大切さを考える』という授業だったはずなのに、問題設定が少しずつ変わっていくのです。
具体的には、「学校のクラス」の問題が「学校全体」の問題になり、「子どもへの教育」の問題が「子どもを見守る親」の問題になり、「豚」の問題が「Pちゃん」の問題になり、「理想的な結論を出す」問題が「現実的な解を出す」問題・・・・というように変質していくのです。
つまり「命について考える」ということが本当にどういうことなのか?、ということを子どもも担任の先生も、同僚の先生方も、子どもを育てる親も実感していくというわけなのです。
生徒同士が自分の意見を主張し合うシーンが何度もあるのですが、やり取りを見ているだけでわたしたちの心は揺さぶられます。なぜ???心が揺さぶられるのかというと、子どもの本気さがこれでもかっ!というほど伝わってくるからです。
実は・・・児童を演じた子役たちには白紙の台本が渡されていたそうです。監督の前田哲と脚本の小林弘利は、子どもたちに本気で考えさせることで、ドキュメント的な迫力を本作に持ち込むことに成功しています。
果たして、六年二組の出す結論はどのようなものになるのでしょうか?
感動のシーン
この作品と民主主義のどこあたりに共通点があるのか?という点についてですが、(続きは・・・会員制ブログ『輝のノート』で公開しています。登録は無料ですので興味がある方は是非とも登録してください!!)