ドクター・ストレンジ ~ 情報空間を操作する体験

もしかしたら、今見えている世界がすべてじゃないのかも??」と思わせてくれる映画をご紹介します。

ドクター・ストレンジ【予告動画】

作品紹介(2016年、ドクター・ストレンジ)

スコット・デリクソン監督、ベネディクト・カンバーバッチ主演のアクション超大作!!

天才外科医が事故で両腕の自由を奪われ治療するが、西洋医学では完治できず絶望。たどり着いた先のネパールで、今までの常識を覆す経験をし、戦いに飛び込む物語。

注目ポイント!

ドクター・ストレンジという作品は・・・・・・バットマン、インディージョンズ、スターウォーズ、マトリックス、インセプション、ダークシティーなどの作品の面白さが凝縮された作品です。

ヒーロー好きはもちろん、上記作品にどれか1つでも好きな作品があるならば、チェックしておいて損はないでしょう。

ちなみにこの作品でもっとも注目すべき点は「映像」です。エッシャーのだまし絵のような世界観や、物理法則を無視した抽象的な世界での戦いに、大人も子供も心奪われるはずです!!

気ままな解説!

ココから先は、管理人の気ままな解説です。映画についての理解を深める手がかりとして活用してください。

ネタバレ警報

ここから先はネタバレを大きく含みます。映画を視聴した後に閲覧することを強くおススメします!

現代テクノロジーのの恩恵

作品にはこんなセリフがあります。「心を集中させ、思い描け。目的地を思い浮かべろ。今見える世界の先を細部に至るまで。鮮明に思い描けば、素早く簡単にゲートが現れる。

現代に生きるわたしたちなら、なんとなくこの言葉の意味を理解することができるはずです。なぜならば、デジタルテクノロジーの発展により実体のないものにリアリティーがあることを知っているからです。

例えばテレビゲームに熱中したりストーリーに感動して涙を流してしまうのは、実体のない世界にリアリティーを感じている証拠です。ドラマ、映画でも同様です。

しかしデジタルテクノロジーのない時代においては、『実体のない世界にリアリティーを感じる』なんてことを他者に説明することも、体感することも困難でした。

そのため実体のない情報空間の世界に、リアリティーを感じることができる人は、瞑想し修行を積んだ一部の修行僧だけだったわけですが、現代人のわたしたちは瞑想したり厳しい修行をせずとも映画1本観ればそのことを実感することができるのです。

情報空間の認識・操作

映画1本観れば情報空間にリアリティーを感じることのできる現代人は本当に恵まれているという話をしましたが、実は・・・・もう一歩先の世界があるのです。

情報空間を認識できる世界の一歩先にあるのは、「情報空間を操作する」というレベルの世界です。あなたは「情報空間を操作するってどういうこと?」と困惑しているかもしれませんが、どうぞ安心してください。

ありがたいことに・・・ドクター・ストレンジという映画は「情報空間を操作する」というハイレベルな作業を疑似的に体験させてくれるのです。

情報空間の戦い

作品の中で描かれる戦いは、物理的な世界の戦いというよりは精神世界、抽象的な世界での戦いです。しかし冷静になって考えてみれば、わたしたちの世界もすでに抽象的な世界(情報空間)に戦いのフィールドが移っているのです。

例えばサイバー攻撃は情報空間の戦いのわかりやすい例でしょうし、フェイクニュースをバラまいて政敵から票を奪うという行為も情報空間の世界での戦いといっていいでしょう。

つまりわたしたちの善悪の価値観ですら、もうすでに「情報」によって形成されているのです。例えばもしあなたが一度も直接会ったこともない人(テレビタレントや政治家)に好意をもっているのであれば、それこそがあなたの価値観が情報によって形成されているなによりの証拠でしょう。

また実際問題として、直接的な交流があるはずの家族ですら「何を考えているか」本当のことはわからないし、さらに突き詰めて考えれば「じぶんという存在」ですら、その時々の情報によって『何者か』という定義が変わってしまう儚い存在であることを認識するはずです。

例えば自己啓発のセミナーに参加してやる気がでたとします。なぜ?やる気が出たのかといえば、セミナー講師のコトバ(情報)によってあなたという存在が上書きされたからです。

逆にあなたの将来の夢を家族や親友に笑われたら、きっとあなたは落ち込むでしょう。なぜ?落ち込むのかといえば、心のない言葉(情報)によってあなたの価値観が上書きされたからです。

以上のようなことを意識しながらドクター・ストレンジという作品を鑑賞し、自分の内部表現は自分で書き換えることができる・・・という可能性に気づくことができれば・・・・・あなたの世界観はより一層広がっていくはずです!!!