ひでこ・コルトンさんはカリスマ料理研究家として知られています。あのティファニーやディオールなどのハイブランドの企業ともコラボを実現している成功者です。
『ニューヨーク流自分を魅せる力』という書籍も世に送り出しているので、ご存知の方もいるかもしれません。
参考 ニューヨーク流自分を魅せる力Amazon本記事では、ひでこ・コルトンさんから学べる「人生を楽しむ秘訣」を紹介したいと思います。
人生を楽しむ秘訣
ひでこ・コルトンさん(以下、コルトンさん)の料理教室は一風変わっています。
日本の料理教室の場合は、生徒が料理をつくるのが一般的だと思うのですが、コルトンさんの料理教室の場合は講師であるコルトンさんが料理をつくるのです。
「コルトンさんが料理をつくっている間、生徒は何するの?」と疑問に思うでしょうが、生徒は「感じて学ぶ」のです。具体的には・・・
レッスンが始まる前からレッスン教室にはバターの香ばしい香りが充満し、生徒の嗅覚を刺激します。またアップテンポのBGMが生徒の聴覚を刺激します。まさに五感でコルトンさんの世界観を体験し、ワクワクすることができるのです。
日本では講師も生徒もエプロンをして料理に専念するのが一般的ですが、コルトンさんのポリシーは「エプロンをつけない」です。それが非現実的な空間を演出するニューヨーク流のやり方なのです。
そんなコルトンさんが料理教室に参加した生徒に伝える言葉がコチラ↓↓↓↓
- Be your self
- Never too be late
Be your self.(常に自分らしく)、Never too be late(何かを挑戦するのに遅いということはない)という、コルトンさんからのアドバイスをあなたは実践することができるでしょうか?
おそらく「常に自分らしくあれ」とアドバイスされたところで、「自分とはなにか?」という風に考えこんでしまう人が多いと思います。
どうすれば「常に自分らしく」というアドバイスに従うことができるのでしょうか?
今回は特別にヒントを差し上げます。そのヒントとは・・・
人生に意味はない
ひでこ・コルトンさんは、「料理を教えるためだけに料理教室をしているのではありません。人生を楽しくするためのお手伝いをしているのです。」と語ります。
そもそもなぜ?人生を楽しくするためのお手伝いに需要があるのでしょうか?
欧米には自宅のパーティーでビジネスの接待するという商習慣があるということもありますが、その背景には欧米の文化的な背景が隠れています。
簡単にいってしまえば、「人生はそもそも無意味である。だから少しでも非日常的な空間を演出することで楽しもう。」という意識です。
かつて日本にもそういう意識がありました。勘のいい方ならお気づきでしょう。そう。「お祭り」です。
しかし日本人はいつからか「意味」に固執するようになりました。何をアドバイスしても「それって意味あるんですか?」というように反応する人がたくさんいます。
とはいえ「意味がある」という自意識そのものは教育の産物です。志望校に合格したら、、、就職したら、、、結婚すれば、、、資格を取得すれば、、、何か意味があると信じるのがその典型です。
ここで最初の疑問に戻りましょう。そう。常に自分らしくありにはどうすればいいのか?という質問でしたね。
わたしの答えは「あなたに生きている意味なんてないことを自覚して、意味なんてものを追求せずに、今を楽しめ」です。
しかし『今を楽しむ』という簡単そうなことが、なかなかできない人も多いのです。どうすれば今を楽しむことができるのでしょうか?
今を楽しむ秘訣は?
カリスマ料理研究家として有名になったコルトンさんですが、もともとは外資金融機関で働いているバリバリのキャリでした。
なぜ?金融業界から料理の世界に飛び込んだのか?
その理由は、コルトンさんの原体験にあります。
コルトンさんは10歳で37歳だった母親を亡くし、10代のうちから妹たちのために料理をするようになりました。
10代の頃から妹たちの世話をしてきたコルトンさんでしたが、忙しかった父が仕事の合間に作るシンプルな料理ではなく、食べる人たちの心が弾むような料理をつくりたい。そう思ったのだそうです。
子ども時代の経験が、料理に対する情熱や探究心へとつながっていったというわけです。そう。理屈じゃないんです。
もし仮にコルトンさんに、「食べる人たちの心が弾むような料理をつくることに意味があるのですか?」と質問すれば、ご自身のビジネスのことを考えて「接待の成功確率が上がるというメリット(意味)があります。」というような返答が得られることもあるかもしれません。
しかしコルトンさんが大事にしているのは、ゴージャスなパーティーを開催することの意味ではなく、それがもたらす『感動』というような感情的なものなのです。
さぁ、あなたのやる気スイッチはどこに隠れているでしょうか?