問題が山積みなのに、「何をすればいいかわからない」というケースは珍しくありません。
たとえばダイエット。痩せたいのに「何をすればいいかわからない」と悩んだ経験はありませんか?他にもお金の問題。将来に備えたいのに「何をすればいいかわからない」と悩んだ経験はありませんか?
さらにいえば人生の問題。『これからの人生』について考えているのに「何をすればいいかわからない」というのも珍しくありません。果たして・・・・・「何をすればいいかわからない」時、わたしたちはどうすればよいのでしょうか?
病こそが癒し?
春日武彦先生(精神科医)のアドバイスが参考になります。ちょっと長いですが、とても参考になるので引用します。
基本的に人間というのは、困難な場面においては、自分の世界を狭めるものなんですよ。健康なときだったら、全世界を相手にして生きることができる。でも、困難な状況では、とても世界全部を相手にすることなんてできません。だから、とりあえず一番小さなところまでキューッと絞るんです。
例えば、神経症の人の場合、あれこれと現実的な悩みや問題があるわけですが、とりあえずその症状が出ているわけですから、「とにかく、いまは病気を治すことに専念しましょう」と言われる。すると、その病気と治療だけが当面はその人の世界になって、他のことはみな免除されるわけです。
わかりやすい解決法に飛びつくというのもまさにそうで、つまり、それで他のすべてのことはチャラにできる。やはり、一種の疾病利得に近いものがあるんじゃないでしょうか。
(中略)
そういう「病」というソリューションを選ぶというのは非常によくわかるんですよ。でも、昔の人だったら「悩み多き人生」ということで済んでいたはずのことが、いまは「病の人生」となってしまっている。
(中略)
「悩みが多い」という場合は、ネットワークを組み替えるとか、立ち位置を変えるとか、物の見方を変えるとか、そういう個別的な努力による解決が要求されるんでしょうけど、病気というソリューションを選んじゃうと、その人は「病気」に居着いてしまう。居場所を固定されてしまう。
(中略)
「悩み多き人生」だと負荷がかかってきついんだけど、とりあえず「生きろ」という方向へのプレッシャーは伝わってくる。でも「病の人生」だと、「そのまま死んだふりをしていろ」という現状肯定的なむしろ退行的なブレーキがかかってくる。
健全な肉体に狂気は宿る
春日武彦先生の話をまとめると、重要なポイントは2つあります。
1つ目のポイントは、「困難な場面に直面した時、自分の世界を狭めることが有効」ということ。しかし自分の世界を狭めれば、それでオッケーというわけではありません。
2つ目のポイントは、「退行的なブレーキがかかる解決策ではなく、前向きでポジティブな解決策が望ましい」ということ。
もしかしたら抽象的でわかりづらいかもしれないので、具体的な事例を挙げて説明したいと思います。
痩せる3箇条
たとえばダイエットの場合、「体型は遺伝で決まる」という解決策を採用すれば、「痩せられない」というストレスから解放されます。「わたしが肥満体型なのは、遺伝なのだ」と納得できるからです。
しかし「体型は遺伝で決まる」という解決策を採用すれば、痩せるのは困難になるでしょう。なぜならば「肥満は、わたしの宿命なのだ」という現状肯定的な心理的圧力がかかるからです。
ダイエットの場合、前向きでポジティブな解決策はどこにあるのでしょうか?
たとえば「最初の1カ月でやるべきことは3つだけ。1つ目は、1日5分のエクササイズ。2つ目は、夕食の炭水化物だけを抜く。3つ目は、1日2リットルの水を飲む。」という解決策はどうでしょうか?
「自分にも実践できそう!」と思うのではないでしょうか?実際に「痩せることができた!」という喜びの声が多数寄せられています。興味がある方は、以下『sexyfitness』さんの動画をチェックしてください。
人生を創る方法
「何をすればいいかわからない」という時、前向きでポジティブな解決策さえわかれば・・・・・誰でもその瞬間に不安はやわらぎ、「やってみよう!」という気持ちになるでしょう。
わたしはライフコーチという職業柄、『人生』という重大な問題について興味があります。人生全般について「何をすればいいかわからない」という状況に陥った時、何をすればよいのでしょうか?
やるべきことはたった一つです。それは・・・・・『導きの星』を設定することです。『導きの星』というのはアルフレッド・アドラーの言葉です。
『導きの星』を設定すれば、人生が変わります。なぜ人生が変わるのかというと、「やってみよう!」と思えることがたくさん見つかるからです。「やってみよう!」と思えることを、実際に「やる」だけで人生が変わっていきます。
たとえば先ほど紹介した『sexyfitness』さんの動画に出会うことができたのも、わたしが『導きの星』を設定しているからです。またあなたがこの記事を読んでいるのも、わたしが『導きの星』を設定しているからです。
『導きの星』を設定することの重要性は、何度も繰り返し強調して伝える価値があります。なぜか?といえば、『導きの星』を設定しない場合・・・・・・恐ろしいことに・・・・・「やってみよう!」と思えることを認識できないからです。
「やってみよう!」と思えることが認識できない状態が続けば、「何をすればいいかわからない」ので、今のままの状態から抜け出せないでしょう。
そもそも『導きの星』とは、どのようなものなのでしょうか?残念ながら・・・・・『導きの星』は、サクッと解説できるほど単純な概念ではないので、「わたしも導きの星を設定したい!」という方は、以下のレポートをチェックしてください!