自分が死んだら何が残るのか?ということを考えさせられる映画を紹介します。太平洋戦争が終結する直前に、マッカーサーの財宝を巡って繰り広げられる陸軍将校たちと20名の少女たちの物語です。
日輪の遺産(予告)
あらすじ
昭和20年8月10日、日本政府は御前会議においてポツダム宣言を受託することを決定。しかし、軍部の一部にはまだ本土決戦を主張して太平洋戦争の敗北を認めようとしない不穏な空気が漂っていた。そんな中、真柴少佐(演:堺雅人)に重大な極秘任務が命じられるのだった。
その極秘任務とは、アメリカ軍の最高司令官であるマッカーサーが、日本軍によってフィリピンに退却されたときに残していった900億円もの財宝を秘密裏に移送し、軍事工場の裏の山中に隠すことであった。日本軍首脳は、その財宝を敗戦後の日本の復興資金として利用することを考えていたのだ。
しかし極秘任務とはいうものの、軍部の人間を動員するわけにはいかない。なぜならば極秘任務は「敗戦を前提」にした作戦であり、敗戦を受け入れられない勢力にそのことが知られれば抵抗されるのは明らかだったからだ。
そこで900億円もの財宝を秘密裏に移送する人材として白羽の矢がたったのは、七生報国(7回死んでもそのたびに国のために報いる)の教育を受けた20名の少女たちだった。秘密裏に作戦を遂行させる真柴少佐(演:堺雅人)と20名の少女たちの運命やいかに。。。。
見どころ
作品のみどころは20名の少女たちの純粋さにあります。
もともと軍需工場で働いていた20名の女学生たちは、作戦の本当の目的を知らされず、嘘の目的(本土決戦のための最終兵器を隠す任務)のために、「お国のためだ」といって精いっぱいに頑張るのです。
ところがそんな女学生たちの健気な働きによって無事に任務が終了したにも関わらず、真柴少佐には「秘密保持のために、少女たちを毒殺せよ」という命令が下ってしまうのでした。
しかし戦争はもう終ろうとしています。彼女たちを殺す理由はありません。そう判断した真柴少佐は、軍首脳を単独に訪問し、そのような命令が本当にあったのか確認しにいくのですが・・・・
(続きは・・・ネタバレのオンパレードのため、会員制ブログ『輝のノート』で公開しています。登録は無料ですので興味がある方は是非とも登録してください!!)