ペルソナ設定のその前に

ペルソナ設定

わたしは、ダニエル・ブレイク』という映画には、以下のようなセリフがあります。

わたしは依頼人でも、顧客でもユーザーでもない。怠け者でも、たかり屋でも、物乞いでも、泥棒でもない。国民保険番号でもない。(中略)施しは要らない。わたしの名前はダニエル・ブレイク。

ダニエル・ブレイクというのは映画に登場する主人公の名前であり、ダニエル・ブレイクは自分を一人の人間としてというよりは、「依頼人」、「顧客」、「国民保険番号」として扱う行政や、行政から委託を受けた民間保険会社を非難しているのです。

参考

『わたしは、ダニエル・ブレイク』は、第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した映画作品です。興味のある方は以下の記事を参照してください。

わたしは、ダニエル・ブレイクわたしは、ダニエル・ブレイク ~ ロボット人間と遭遇する体験

日本には「お役所仕事」という言葉がありますが、映画で描かれているのはまさにお役所仕事の『極み』ともいえる状況です。

この映画の観客であれば誰でも、「わたしは、お役所仕事をするロボットのような人間にはなりたくない」と思うでしょう。しかしそういう認識では困るのです。

今日のブログアクセスは?

残念ながら自分という人間を客観視することは並大抵のことではありません。「自分だけは大丈夫」と思った瞬間に、自分がそうなっている可能性を見落としてはならないのです。

例えばわたしの場合、はじめてブログ運営に挑戦していた時はほとんどブログに訪問する人たちのことを考えていませんでした。

ブログに訪問する人がどのような人であり、どのような興味をもっているか?ということに注意を払うというよりは、その1日のPV数ぐらいにしか興味がなかったというのが正直なところです。

しかしそういうメンタリティーになると危険です。書くことがどんどん過激になっていきます。情報発信する前なら「これ大丈夫かな?」と思うような内容に歯止めが利かなくなってきます。

そうなるとかつてのわたしのようにGoogleのペナルティーを受けても「心当たりがありすぎて全記事削除するしかない」という状況に陥ります。そして実際にそうなると頑張った頑張った分だけ再起する気持ちが萎えてしまうのです。

情報発信する動機の一つとして「積み重ね」を意識している人は多いでしょう。例えばブログやSNSからの自動「集客」や自動「リスト(メールアドレス)取得」を目論んでいる・・・といった具合です。

もし心当たりがあるならあなたは「お役所仕事」をしてはいけないのです。ではどうすればいいのかというと・・・・

ハードルを上げる

あなたが発信している情報を受け取るのが、家族・友人・知人だと思って情報を発信するのが、お役所仕事のメンタリティーから脱する効果的な対策になります。

「旅の恥はかき捨て」のようなメンタリティーで、あくまでも「知らない人」に向けて情報を発信していると情報発信の内容そのものがどんどん雑になっていきます。

何かしらの商品を紹介する場合でも、自社の商品を販売する場合でも、「愚かな人」に向けて情報を発信するのか?それとも「賢い人」に向けて情報を発信するのか?という意識の違いは、あなたの発信する情報のすべてに影響を与えてしまうのです。

あなたがどのようなペルソナを設定する場合であっても、、、、、「知らない人」ではなく「知っている人」、、、、「愚かな人」ではなく「賢い人」だと思って情報を発信することをおススメします。

当たり前の話なのですが、「愚かな読者」をイメージして情報を発信していると、情報を発信しているあなたが「この人とは付き合いたくないな」と思うような人ばかりが、あなたの情報を求めるという嬉しくない結果が待ち受けています。

そして恐ろしいことに、「知らない読者」や「愚かな読者」に向けて情報発信をしていると、情報を発信する自分自身の成長する意欲もどんどん失われていきます。

そして最後に残るのは、愛情のカケラも残っていない黒歴史になること間違いなしのブログ(SNS・YouTube)になってしまうのです。くれぐれもご注意を!