テレビを観て不安になるな!

成功する原則はどういったものだろうか?

ということを研究した1冊に『7つの習慣 ~ 成功には原則があった!』(スティーブン・R・コヴィー著)があります。30か国語に翻訳され、1,200万部を超える記録的な売り上げを達成している1冊です。

あなたも成功したいなら、、、、リッチになりたいなら、、、、一度目を通しておいて損はない1冊だろうと思いますが、『7つの習慣』の目次を眺めるだけでも勉強になりますので、少しだけ紹介します。

成功の習慣

『7つの習慣』の目次をひらくと、まず最初に目に飛び込むのは以下のような言葉です。

成功への金言
  • 見方が変われば世界が変わる
  • 大きな改善を望むならパラダイム転換
  • 見方があり方を決める
  • 成長はプロセスである

コヴィー博士が指摘していることを経済的な成功に置き換えるなら、以下のようなアドバイスになるでしょう。

貧乏人になるべくしてなる『貧乏人の価値観』もあるが、RICHになるべくしてRICHになる『RICHの価値観』もある。

もしあなたが本当にRICHになりたいなら『RICHの価値観』を理解して、短期的な成功を追い求めるのではなく、一歩一歩RICHへの階段を上っていくべきだ。

では『RICHの価値観』とはどういったものでしょうか?

その答えはコヴィー博士が提唱している7つの習慣の核となる第一の習慣、第二の習慣、第三の習慣に書かれています。コヴィー博士の主張をまとめると、以下のようになります。

第一の習慣_主体性を発揮する
  • 成功したいなら『社会通念というゆがんだ鏡』に惑わされることなく、主体性を発揮することで自分の人生の主導権を取り戻さなければならない。
第二の習慣_目的を持って始める
  • フラフラと人生を浪費したくなければ、人生で大事にすべき価値観をハッキリさせた上で、その価値観に沿って行動すべきだ。
第三の習慣_重要事項を優先する
  • 何に時間を割くかで人生は変わる。成功したいなら成功するために重要なことに時間を割くべきだ。

わたしは『7つの習慣』に出会って、以上3つの原則の存在を知り、本当に頭が痛くなるだけでなく体調も悪くなってしまいました。なぜならば3つの習慣のうち、1つの習慣ですら満足に実践できていなかったからです。

こんなはずじゃなかった!

わたしは『社会通念というゆがんだ鏡』に毒されていることに気づきました。当時新卒で外資系の経営コンサルタント会社に入社したものの、ビジネスもプライベートもまったく充実していませんでした。

それなりに高給をもらっていたのですが、給料以上にストレスの方が大きく、毎月25日に振り込まれていた給料は、タバコやお酒や交際費としてどこかに消えていきました。

また世界的な有名な経営コンサルタントに憧れて経営コンサルタントを目指したものの、実際に自分が経営コンサルタントになってみると、『これは本当に自分がやりたかったことなのか?』という疑問が頭から離れず、長期的なキャリアパスを描くことは夢のまた夢といった具合でした。

さらに外資系経営コンサルタント会社といっても、日本人が集まれば日本企業であり、「外資系企業だからドライな人間関係なのだろう」という期待は裏切られ、土日は上司に野球やフットサルのメンバーとして駆り出される日々を送っていました。(朝5時に新宿駅集合はキツかった!!)

つまりわたしは世間に流されて、目的もなく、自分にとって重要でないことに時間を浪費してばかりいたことをハッキリと自覚してしまったのです。

その時わたしは「このままじゃ、絶対に死ぬときに後悔するだけの人生になる」という危機感に襲われると同時に、「なんで、こんなことになってしまったのか?」という素朴な疑問に興味を持ちました。

そしてわたしはとうとう、不満だらけの生活の元凶となっていたものを突き止めるのですが、それは意外過すぎるものでした。そう。。。『テレビ』です。

大手メディアの弊害

社会通念なるものを生み出しているのはテレビ・新聞・雑誌などの『大手メディア』しかありません。わたしたちは知らず知らずのうちに、大手メディアから多大なる影響を受けています。

弊害#1:ゆがんだ社会通念

江戸時代には士農工商や穢多(えた)・非人(ひにん)という身分制度がありましたが、明治になってからは差別的な身分制度は廃止されました。

しかし現代においても差別的な思想は脈々と続いています。

メディアは『勝ち組』、『負け組』という言葉を創り上げました。その結果、収入が高ければ『勝ち組』だと浮かれてしまい、収入が低ければ『負け組』と落ち込んでしまう人も多いのです。

また『正社員』や『非正規雇用』という実質的な身分制度もあります。同じような仕事をしている場合であっても賃金には格差があったり、大手企業に勤める非正規雇用社員のなかには『名前ではなく「派遣さん!」と呼ばれる』という不満もあります。

現代版身分制度の結果、いわゆる『勝ち組』の人達は『負け組』にならないために頑張る一方で、いわゆる『負け組』の人達は『勝ち組』になるために猛烈に頑張るという状況が生まれています。

わたしも同じ罠にハマったことがあります。20代で年収1,000万円を狙える高給の仕事を手放すのが怖くて、何年も大きなストレスを抱えたまま好きでもない仕事に何年もしがみついてしまったのです。

弊害#2:理由もなく頑張る

日本人が人生で一番お金持ちなタイミングは「死ぬとき」というケースが多いのだそうです。

なぜ?お金を使わずに大事にとっておくのか?ズバリ答えは「いざという時のため」です。

「いざという時ってどういう時なの?」と質問すれば、『葬式費用とか・・・』などの回答が得られますが、本当のところ『なんとなく不安だから貯金している』という人も多いのです。

日本人の貯蓄好きは、いつからはじまったのでしょうか?ズバリ答えは『戦時中から。』です。

日本が太平洋戦争へと突入していくときには『余分なお金は1銭であっても貯金せよ。』という風潮がつくられました。

また戦後には『新日本建設は貯蓄から!』というキャッチフレーズとともに、『戦後の国家を経済的破綻から救い、新日本を建設する基盤を作るために国民に課せられた緊要な責務です。』という雑誌広告が掲載されました。

まさに貯金しない日本人は『非国民です。』といわんばかりのメッセージですが、戦後70年以上が経過した現代になっても『貯蓄こそが正義』と疑いもしない人はとても多いのです。

参考)週刊朝日の雑誌広告

【出典:AERA.dot

弊害#3:時間の浪費

テレビのチャンネルを回せば、政治家の問題発言、芸能人の不倫問題、アイドルグループの解散やメンバー脱退などを毎日のように報じています。

朝見かけたニュースを夕方・夜の報道番組で何度も見かけることは多いですし、同じような報道が何日も続くこともよくあることです。

テレビを視聴しているとあっという間に時間は過ぎ去っていきます。しかしテレビは娯楽以上でもそれ以下でもありません。その証拠に、テレビを何時間視聴してもわたしたちがRICHになることなどあり得ません。

わたしたちがテレビを視聴すれば視聴するほどRICHになるのはテレビに出演している芸能人やタレントであり、テレビ局であり、番組のスポンサーである企業であることは見過ごせない事実です。

一流アスリートの習慣

一流アスリートは食事にとても気を使っています。食べるものがカラダをつくることを理解しているのです。

ではわたしたちのパフォーマンスに影響を与えるのはなんでしょうか?ズバリ答えは「インプットする情報」です。

質の高い情報をたくさんインプット(吸収)するからこそ、高いパフォーマンスを実現できるのに、質の高い情報をインプットする習慣のない人のほうが多いです。(月に1冊も本を読まないという日本人も珍しくない!)

あなたが本当にRICHになりたいと思うなら、質の高い情報を貪欲にインプットするようにしてください。テレビはダメです。もちろん役立つテレビ番組もありますが、ほとんどの番組は小学5年生でも理解できるようにつくられており、あなたをRICHにするという目的を達成する役には立たないことがほとんどです。

ではなぜ?「インプットする情報がRICHになるには欠かせない」という当たり前のことが、真剣に議論されたり、多くの人に受け入れられないのでしょうか?ズバリ答えは「情報は目に見えないから。」です。

口に入れる食べ物は目に見えるし、カラダの美しさも目に見えます。しかし情報は目に見えないし、頭の良さも客観的に目に見えるわけではありません。だから厄介なのです。

優れた人を『頭一つ抜けている』と表現したりもしますが、実際のところ、頭の良さは目に見えるわけではありません。

その証拠に日本の最高学府である東京大学の赤門前で東大生を観察してみてください。きっと見た目だけでは東大生だとは判別できないはずです。

地獄に落ちたいか?

これからの時代、RICHになりたければ目に見えないものを見極める能力が欠かせません

例えば『仮想通貨』は目に見えません。三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)が開発している『MUFJコイン』(coinに改名)は、貨幣としても紙幣としても流通しませんが、実際に決済に使えるのです。

また2017年の米国大統領選挙では数々のフェイクニュースが問題になりましたが、SNSで垂れ流される真偽不明の情報ですら投票行動に大きな影響を与えることが明らかになりました。

日本でも2010年前後から『日本は財政破綻する』という主張があたかも真実であるかのように流れていますが、いまだに日本は破綻する気配はありません。

『日本は財政破綻する』というメッセージは、関連書籍を販売するために出版社が誇張したメッセージでしかなかったのですが、ネガティブなメッセージは多くの人の心を直撃しました。不安になった人のなかには海外への移住を真剣になって検討した人もいたぐらいです。

『日本は財政破綻する』というネガティブなメッセージは書籍を販売する以外のことにも悪用され続けています。「将来が不安ですよね?だから●●しませんか?」といった具合です。

「●●」には例えば、株、投資信託、FX、外貨預金、副業、占い、保険加入などの多くのキーワードが当てはまります。(あなたも一度くらい耳にしたことがあるのでは?)

なぜ?世界第三位の経済大国日本に生まれたのに、将来に絶望しながら生きなければいけないのでしょうか?

戦後、焼け野原が広がっていた日本人であれば、「将来どうしよう・・・」と不安になるのも理解できますが、生活保護受給者ですらスマートフォンを所有している時代において、なぜ?これほどまでに不安が蔓延しているのでしょうか?ズバリ答えは「不安はカネになるから。」です。

不安な気持ちになったり、不安定な状況になると、人は誰しも「不安を解消しなければ!」という気持ちになります。そして不安を解消するためであれば、消費するためのあらゆることを正当化するようになるのです。

不安を歓迎する人達

現代日本ではあの手この手で不安がまき散らされています。

その#1_企業は儲かる

実は視聴者を不安にさせたり、イライラさせたり、感情的にさせることが大手メディアと広告主のビジネスモデルを支えています。

視聴者を情緒不安定にさせたほうが購買行動が活発になることは、テレビ局、広告代理店、広告主にとっては常識なのです。

ですから世の中には心温まるポジティブなニュースもたくさんあるのですが、そのような話題はテレビではほとんど取り上げられません。

テレビや新聞で取り上げられるのは、思わず「許せない!」と叫んでしまいそうになるショッキングなニュースばかりです。

もしあなたが平穏な心を取り戻してRICHに一歩でも近づきたいのであれば、テレビを視聴しないのがベストな方法です。

またテレビにかかわらず、受け身の姿勢で何時間でも時間を潰せるようなメディアとは距離を置くことをおススメします。

その#2_政府は増税できる

財務省は「国の借金は、日本人一人当たり●●万円」と発表し、大手メディアは財務省の主張をそのまま報道することで、国民に罪の意識を刷り込むことに成功しました。

政府は「日本の財政は厳しいです。このままだと社会保障制度が破綻するかもしれません。ですから消費増税はしかたがないことなんです。」と主張したのですが、消費増税に反対する国民はむしろ少数派でした。国民の多くは『消費増税もしょうがない』という空気を感じていたはずです。

ですから国民の多くは「消費増税によってわたしたちから徴収したお金は、社会保障費として使われたはず。」と思い込んでいると思いますが事実は異なります。消費増税によってわれわれから徴収したお金は、『法人税引き下げの穴埋め』や、『国の借金返済のため』に使われたのです。

不安の被害者は国民

不安がまき散らされ続けている世の中で一番損をするのは労働者です。

なぜならば将来不安が蔓延すると、労働者は賃上げを要求しずらくなりますし、ましてや転職もしずらくなるからです。

賃上げを要求したことが原因で出世に悪影響がでたら嫌だな。」と考える労働者が多ければ賃上げ交渉はしないでしょう。

また「転職して失敗したらどうしよう。」と考える人が多ければ低賃金でもその仕事にしがみつこうとする人が増加するのも自然なことでしょう。

結果として、過労死するまで働き続けてしまったり、ブラック企業だとわかっているのに辞めることができないという悲惨な状況が生み出されてしまうのです。

企業からすれば『こき使っても文句を言わない労働者』を手に入れることができますし、国にとっても労働者から余裕がなくなり日々の生活に必死になってくれた方が政治に無関心になってくれるので助かるわけです。

わたしが今回の講義で解説したことは、長い歴史の中で構築されてきたシステムの一部です。ですからそのシステムのなかに一度組み込まれてしまうと、本気でそこから抜け出そうと覚悟を決めないかぎりは、なかなかアリ地獄のような生活から抜け出すことなどできないのです。

最後に

わたしが出会った裕福な人の多くは「テレビなんて見ている余裕はない」といいます。

もちろんあなたが天才であるならば話は別です。わたしの友人の妹はテレビを観ながらリビングで受験勉強し、学習塾にも通わずに現役で東京大学に合格してしまいました。

しかし残念ながらわたしは天才ではありませんでした。ですから22歳の時、一人暮らしをするタイミングでテレビを捨てました。

テレビを捨てるなんてことは勇気がいることです。仕事を終えて自宅に帰り、リラックスしながらテレビを観ながら夕飯でも食べるのが『普通』の生活というものでしょう。

しかしRICHになるということは『普通にやってできること』ではないのです。

過去の偉人の伝記をみれば、ある時期のあるタイミングで普通の人からすれば「この人、絶対頭オカシイよ!」と思わず叫んでしまうような行動をしているということが本当によくあります。

わたしにとっての『普通じゃない行動』の一つが「テレビを捨てる」だったわけですが、やろうと思ったらあなたにもできるはずです。

テレビを捨てれば不安から解放されます。目的をもって勉強する時間を捻出することもできます。『時間がない』という言い訳ともオサラバできるでしょう。

あなたはテレビで芸能人が旅行をする姿を指をくわえて眺めるのと、自分が旅行にいくことのどちらが望ましいですか?

あなたはテレビで芸能人が美味しい料理を食べているのを眺めるのと、自分が美味しいものを食べることのどちらが望ましいですか?

わたしは旅行は自分が行きたいし、美味しいものは自分が食べたいという気持ちが強かったので、そうする自由が得られる道を選択しました。明らかに普通じゃない決断でしたが、後悔はしていません。

あなたはどちらの道を選択しますか?やるかやらないかはあなた次第です。

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