突然ですが質問です。
あなたは相対性理論について何を知っているでしょうか?
ほとんどの人は相対性理論にについて、アインシュタインという天才物理学者の功績であること以上のことは何も知らないと思います。
しかしいい時代になりました。1冊本を買うだけで、気軽に相対性理論が学べます。
参考 難しい数式はまったくわかりませんが、相対性理論を教えてください!Amazonもちろん相対性理論そのものについて解説することが、このブログの目的ではありません。
直観に反する
世の中のほとんどの人は、「一般人が相対性理論を学ぶ意味はない」と思うかもしれませんが、そんなことはないのです。
一般人が相対性理論について学ぶメリットはズバリ、「直観に反することを理屈で受け入れる訓練になる」ということです。
例えば・・・・
- 動くものの時間は遅れる
- 動くものの長さは縮む
- 「エネルギー」 = 「質量」
相対性理論を学ぶと、以上のような「直観に反すること」を受け入れざるを得なくなるのです。
しかしあなたは「直観に反することを理屈で受け入れる訓練がなぜ?必要なのか?」と疑問をもつことでしょう。その理由は・・・
直観に反する世の中
わたしたちは生きているだけで「直観に反する出来事」に直面しますが、その時に「直観に従うか?」、「直観を疑うか?」でその人の人生が決まります。
例えば「お金持ちになる」という目的を達成するためには、直観的には「節約する」ことが正しいことのように思えます。
しかし資産家に「RICHになる秘訣は?」と質問すると意外にも、「お金の使い方が重要」というような返答が得られたりします。
とはいえ「節約するんじゃなくて、お金を使うことが重要」というような資産家からのアドバイスを実行に移すことが出来る人はほとんどいません。
なぜならば「直観に反するから」です。直観に反することは、その理屈について考えるよりも先に、感情がその知識の受け入れを拒否してしまうのです。
実際問題として、お金があるのに投資をしない人に「なぜ?投資をしないのですか?」と質問すれば、その答えは「投資は怖いから」だったりします。
そう。人は理屈じゃなくて「感情」で行動する動物なのです。
しかしすでに触れたように、「直観に反することを理屈で受け入れる訓練」をした人間だけに、自分の感情を乗り越える可能性が開けるのです。
間違いを認めるのはツライ
今回は「お金」について取り上げましたが、わたしたちの社会には直感に反する事実が山ほど転がっています。
しかし恐ろしいことに、ほとんどの人は直感に反する事実が落とし穴になっていることに気づかずに日常生活を送っています。
お金の話がわかりやすいので、お金の例をもう一つ挙げるとするならば「かんぽ生命なら信頼できる」と思い込んで、無駄な保険料を支払った人はたくさんいますよね?
しかしここからが本当に恐ろしいことなのですが、自分の思い込みによって損をしても、自分の思い込みが間違いであることを認めない人が多いということです。
詐欺師に騙された被害者のなかには「(加害者は)いい人だから」と擁護する場合も珍しくないのです。(かんぽ生命が詐欺会社であると言いたわけではありませんので悪しからず)
なぜ?自分の思い込みを間違いだと認めることができないのでしょうか?
ズバリ答えは「自分が傷つくから」です。
間違いを認めて自分の愚かさを突き付けられるよりは、「あれはもう終わったことだから」という風に「なかったこと」にするほうが気持ちが楽なのです。
ここで質問です。あなたは自分で自分の思い込みに気付くことができるでしょうか?
口が臭い
残念ながら、自分の思い込みに気付くことは「自分の口が臭いことを自分で気づく」ぐらい難しいことです。
残念ながら、自分の外にある世界のことは自分ではよくわからないのです。だから「外の世界」と「自分の世界」を比較すらできないのです。
例えば九州出身のわたしの両親は、東京に上京してはじめて自分たちが子どもの時から食べてきた醤油が「ローカル」なものだったと気づき、大変なショックを受けたそうです。
つまり今日のブログでわたしがあなたに伝えたいことは、、、、、、
頑張っているのに期待している以上の効果が得られないなら、「どこかに問題がある」ということです。
心当たりがあるならガムシャラになって頑張るのではなくて、一度立ち止まって、その問題が何であるか探してみることをおススメします。