見せかけの因果律

2024年5月6日のゴールデンウィーク最終日。東京ドームでボクシングの試合がありました。

メインの試合は、井上尚弥選手とルイス・ネリ選手との対決。その試合前日の会見で、アドラー心理学を学ぶ上で役立つ発言があったので紹介します。

メンタリティーが違う

井上尚弥選手に挑戦する立場のルイス・ネリ選手が、「井上尚弥は背負うものが大きい。俺は失うものがないので有利」という趣旨の発言をしました。

そのことについて問われた井上尚弥選手は、「背負うものの大きさは、ボクシングの強さとは関係がない」と反論しています。

アドラーなら「見せかけの因果律」という概念で解説するでしょう。

ルイス・ネリ選手は、「背負うものが大きい⇒不利」、「背負うものが小さい⇒有利」という因果関係を想定しています。

「背負うものが大きいとプレッシャーで自分で自分を追い込んでしまうので、パフォーマンスに悪影響が出るのではないか?」というような発想は、なかなか説得力があります。

しかし「本当にそうか?」と立ち止まって考えてみると、必ずしも背負うものの大小がパフォーマンスを決定するわけではないことに気づくでしょう。

事実、試合結果は「井上尚弥選手のテクニカルノックアウト勝利」でした。井上尚弥選手は「見せかけの因果律」に惑わされなかったのです。

自分で自分を騙す

「見せかけの因果律」で自分で自分を騙してる人は珍しくありません。たとえば「わたしは専業主婦なので、お金を稼ぐのはムズカシイ」という意見は、たしかにもっともらしいです。

しかし・・・・・一度も社会に出て就業した経験のない主婦が、79歳で宅建を取得し、80代で不動産会社を起業した・・・・・という話もあります。

続きは・・・

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